【名言】場を明るくする人は・・・

名言

「その場を明るくする人になりなさい。
明るくする人は、みんなから大切にされます。」

最澄『山家学生式(さんげがくしょうしき)』

2020年秋、コロナ渦でマスクは必ず着用しなければいけない世の中。
ついうっかり忘れてマスクせずにお店などに入ると、周りの人の視線が突き刺さりますね・・・
素敵な笑顔もマスクでは口元が隠れてしまいます。
私自身、マスクをすることによって以前より笑うこと、笑顔になることが減ったような気がします。
ちょっとした冗談を言っても、マスクのせいで聞き取って貰えなくて、聞き返されると「いや、なんでもないよ」と返事をしてしてしまって、お互い和むタイミングも逃してしまったり。

最澄『山家学生式(さんげがくしょうしき)』とは最澄が天台宗を開くにあたり、これからの仏教者はどのような存在でなければならないかということを説いていて、若い僧侶を熱心に指導しました。
最澄がこの言葉の中で伝えていることは、
「仏教者もそのように、一緒にいて人の気持ちを明るくするような人間でなければいけない。明るい人間性を持った人間でなければ、悩み事に苦しむ人を救うことなどできない」ということだそうです。

この人と一緒にいると元気をもらえるなぁ~
この人の笑顔は素敵だなぁ~
この人は明るくハキハキと話すなぁ~
って思える人。
逆にいつもしかめっ面だったり、不平不満や愚痴ばかり言う人。
あなたの周りはどちらのタイプの人が多いですか?
笑顔で明るい人?、それとも難しい顔してネガティブ発言ばかりな人?
「類は友を呼ぶ」「同質のエネルギーはお互いに引き合う」の法則というものがあります。
笑顔で明るい人が周りに多い人あなたは、きっとあなた自身も笑顔が素敵な方なのでしょう。

仕事や学校、人付き合いの場面では本当にいろんな方がいます。
そして生きていく上で辛い事、苦しい事、悲しい事もたくさんありますね。
だからこそ「人を明るい気持ちにする人」に自分がなれたら、どんなに素敵だろうと思うのです。
縁があって接する人から、「あなたに元気をもらえたよ」「励ましてくれて嬉しかった」「あなたの冗談で緊張がほぐれたよ」・・・
そんな言葉を言って貰えたら、こちらの方こそ“ありがとう”って嬉しくなりますよね。
もし、そんな言葉を貰えなかったとしてもいつも「人を明るい気持ちにする人」であることを心掛けていれば、職場でも友達同士でも、家族でも、きっとみんなから大切にされる存在になるはず。
そして何より、自分自身いつも明るい気持ちで過ごすことができるというのは、なんて素敵なことなんでしょう!

もしネガティブ発言ばかりの人がいたら・・・まずはできるだけ上手くその場から離れましょう。
合わせる必要もないですし、無理にその人をポジティブ思考にしてあげなくてもいいのです。
いつも「人を明るい気持ちにする人」のあなたを見て、その人がいつか“あなたのようになりたいなぁ”って思ってくれる時が来たら、いいですね。

マスクで口元は隠れていても、素敵な笑顔は目に現れます。
そしてあなたがまとっている雰囲気にも現れます。
そうするとあなたを元気にしてくれる人も引き寄せられるように、あなたの周りに増えていきます。
“マスクしててもとびきりの笑顔!” 私も心掛けたいと思います。

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